
アメリカのワイオミング大学の研究チームが、動物たちの問題解決能力についてのとある実験を行った。
動物たちの前に美味しいオヤツ入りの箱を置いてみたら、彼らはどんな行動を取るだろうか。あっさり開ける? 四苦八苦する? 結局開けられずにあきらめる? さて実験の結果はどうなったろうか。
sponsored links
sponsored links
Watch Animals Try to Solve This Puzzle Box | ScienceTake
ニューヨーク・タイムズでは毎週火曜日(アメリカ時間)に、科学の疑問に答える「Science Take」という動画シリーズを配信している。その中で今月3日に公開された動画が、今回紹介する「肉食動物に箱に入ったオヤツを与えてみた」というものだ。
果たして動物たちは、目の前にある金属の箱を開けて、みごとその中身を食べることができるだろうか?

動物たちの問題解決能力を左右するのは、身体に対する脳の大きさなのか。

この実験は9つの科・39の種に属する140匹の肉食動物たちに対して行われた。

一番優秀な成績を収めたのは、クマだったそうだ。

アライグマやハナグマの仲間が第2位となった。

意外だったのは、社会性の強い動物たちの成績が今一つ振るわなかったこと。

そして最下位を喫したのは、残念ながらミーアキャットやマングースの仲間だった。

この実験の結果わかったことは、群れを形成し複雑な階級社会で生きる脳の小さな動物たちよりも、単独行動を取る脳の大きな動物たちの方が、問題解決能力は高いということのようだ。
ひとりでで生きていくためには、自分ひとりで考え、判断し、生死を左右する決断をしなければならない。群れの中にいれば右へならえで生きていけるのかもしれないが、その分何かを自分で考えるという能力を磨く機会は少なくなる。
その積み重ねが今回の結果に、如実に表れたのかもしれないね。
written by ruichan
▼あわせて読みたい





コメント