今年の冬、アメリカ、ノースカロライナ州は激しい寒波に襲われた。あちこちの野生動物公園の池が凍り付くという事態に陥った。
これに困ったのは観光客や現地の住人だけではない。野生動物公園に住む動物たちも少々困惑していたようだ。しか~し、池に住むワニ先輩は凍っても無事に生き延びていたようだ。
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How alligators survive in frozen water
ノースカロライナ州というのは、基本的に温暖な地域で冬でも気温が氷点下になることはめったにないという。しかし今年は異常気象が原因なのか、同州を強烈な寒波が襲った。
そんな時のワニ先輩たちがどうやって寒い冬を乗り越えたかというと、池の中から鼻だけだして冬眠モードに入ったらしい。まるで凍ったまま死んでしまったかのように見える絵だけど、これはワニの変温動物たるゆえんと言える。
鼻を出すことで呼吸はしっかりとできるようにしているワニ先輩
あまりにも氷漬けなので、もう少しリラックスできるよう公園の管理人たちが手を貸している
冬眠状態ではあるけれど、あたたかくなってくるとワニはいつも通りに活動するようになるとのこと
鼻だけ出して動かなくなっているワニたちは、池の水温が4.5度以下になると冬眠に似た状態を開始するんだそうだ。冬眠状態のワニは、代謝を低下させエネルギー消費を少なくさせるようになるのだという。川辺の王者ワニとて冬はつらい。王者なりのサバイバル方法なのだろう。
気温が15度ほどになると少しずつ活発になり、太陽の光の下いつも通りの姿を見せてくれるんだそうだ。今頃はすっかりいつものワニ先輩に戻っているだろう。暑いと暑いでこんな風に対策するみたいだし、ワニ先輩の気温変化への対策には驚かされてばっかりだ。
written by kokarimushi
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コメント一覧 (1)
でもこれ凍ってないと
川で冬眠したら
目覚めたら海だったとかならないのかな