
熱帯雨林のジャングルに覆われたボルネオ島(カリマンタン島)。マレーシア、インドネシア、そしてブルネイという3つの国が領土を有するこの島では、現在自然破壊が進んで問題になってしまっている。伐採が進む森の中で、棲み処を追われるオランウータン。今日はその現実を見てみよう。
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Orangutan Tries To Fight Bulldozer Destroying Habitat
熱帯のジャングルに生い茂っていた樹々が伐採されている現場。たった今切り倒された木の上に、なんとオランウータンの姿があった。

混乱した様子で、行ったり来たりしているオランウータン。

「なんでこんなことするんだよ!」と、ショベルカーに怒りをぶつけているかのようだ。

打ちのめされた様子のオランウータンが、森の中へと消えていく。

この動画が撮影されたのは、インドネシア領ボルネオ島(カリマンタン島)のケタパンという地域にある熱帯雨林とのこと。島の一番西側にある地域だね。
このボルネオで現在問題になっているのが、パーム油を採取するための椰子を植えるために、熱帯雨林がどんどん伐採されていること。現地に行ってみるとわかるけれど、道路の両側にはパーム椰子しか見えないという場所が延々続いていたりするんだよね。
左側がパーム椰子のプランテーション。右側が残った熱帯雨林。
パーム油は日本でもスナック菓子やインスタント麺、洗剤などに幅広く使用されていて、今やないと困るレベルになってしまっている。自然と産業との共存は、なかなか答えの出ない難しい問題だ。
ところで自分もボルネオには行ったことがあるけれど、生き物好きならジャングル・トレッキングがおススメだよ。運が良ければラフレシアやオランウータンに遭遇できるかも。野生の(?)ラフレシアは意外と地味だったな。ただし蜘蛛の巣だらけなのでその点は激烈注意である。
written by ruichan
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コメント一覧 (7)
今の時代にこんな事してるなんて信じられんがこれが現実なんだろうなぁ
だから人間のエゴって言われてんだよね
オランウータンって珍しい生き物なんじゃねえの
自分も森林伐採問題なんて、もう昔話だろうと思ってた・・
パーム油 不 使 用 の文字がはっきりと印刷されてたよ
不適切なパーム油プランテーションから採られた油の不買運動が起こってる
無理なプランテーションは干ばつ、洪水、生物の死滅、諸々の原因となっているから
今は欧州では規制対象になってるよ