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 ここを見てくれているみんなの中には、爬虫類飼いのお友だちも多いと思う。そんなみんなにまず問いたい。爬虫類って人に懐くのか? 「慣れ」はするけれど「馴れ」はしない、そういわれることの多いペットの爬虫類。

 だがここに、トカゲをトレーニングした飼い主さんが現れたんだ。さてその結果はどうだったんだろう。トカゲ・カメ飼いの自分としてはとても興味深い映像だったので、ぜひ見てもらえたら嬉しいな。
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Can you train a lizard?

 今回の主役は、こちらのお宅で飼われているレースオオトカゲのアレックスくんだ。こちらのお宅ではときおりトカゲたちをケージから出して、家の中を自由に歩き回らせているそうだ。

 トカゲたちも体温が下がってくると、ケージの前に戻ってきて「入れてくれ」アピールをするんだとか。広いケージの中には、バスキングスポットが2ヵ所設けてあって、好みの温度であったまれるようになっているんだ。

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 そこである日、飼い主のcrocdoc2さんは思いついた。「入れてくれ」アピールができるんだから、「出してくれ」アピールもできるんじゃない? トカゲたちは好奇心が旺盛なので、ケージの外に出ることは大好きなんだ。出たいと思ったときに出してもらえたら、トカゲたちもうれしいんじゃないかな。

 最初に教えたのは「静かに待つ」ことだ。外に出たくなった時、ケージの右側にある場所で待つこと。これがファーストステップ。ガラスを引っかかれるのはイヤだったので、静かに待てるようになってほしい。アレックスはまずここをクリアーした。

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 次のステップは、アレックスの左の前足をcrocdoc2さんの右手の親指と人差し指の間に乗せること。こうすると持ち上げやすいんだ。

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 こんな感じにね。
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 そしてステップ3は、何度もそうやってアレックスを外に出してやり、こうしたら外に出してもらえるんだ!と覚えてもらうこと。

 外に出すたびに、左の前足を右手で支えて持ち上げるということを繰り返しているうちに、自然とそれが当たり前になってくる。

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 これを毎日続けていたところ、ある日アレックスは自分から左の前足を持ち上げて、出してもらうのを待つようになったんだ。

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 まるで手を振って「出してよ~」ってアピールしているみたい。crocdoc2さんも、これでアレックスが出たがっていることに気付きやすくなったそう。

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 今回この動画を撮影している最中は、カメラの扱いに忙しくてついついアレックスを待たせすぎ、アレックスの方があきらめてバスキングスポットに行ってしまった、なんてハプニングもあったそうだ。

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 どうだったろうか。トカゲの種類にもよるだろうし、またcrocdoc2さんは動物学者だということなので、根気よくアレックスくんをしつけることができたのかもしれない。

 うちのトカゲは…まあ無理だな。私にその根性がないや。頭の上で昼寝してくれてるだけでも幸せだからいいんだ、うん。

written by ruichan

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