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「世界で一番危険な鳥」ってなんだか知ってるかな? タカやワシなんかの猛禽類? ガタイの大きなガチョウとか? いえいえ、それは違います。ギネスブックにも認められた、その鳥の名は「ヒクイドリ」。かつてカラパイアでも、世界の危険な鳥10の堂々1位に輝いているんだな。

 そんなヒクイドリに無防備に遭遇してしまったらガクブルもんなんだが、実際に浜辺でエンカウンターしてしまった映像を発見したので見てみよう。
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Wild Cassowary Chases Girl on the Beach

 オーストラリアの白砂のビーチにて。向こうの茂みからカメラに向かって、一直線に近づいてきたのは、1羽のヒクイドリだ。

 なんやオマエ、なにしとるん?
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 ヒクイドリは、時速50kmくらいのスピードで走ることもできるそう。追いかけられたら逃げ切れる自信はないな。

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 このヒクイドリ、ニューギニアやインドネシア、オーストラリアなどの熱帯に生息している「飛べない鳥。現在は数が激減しており、絶滅が心配されているんだ。

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 今回の映像では、ヒクイドリの大きさがイマイチぴんと来ないかもしれないので、もうひとつ動画を貼っておくね。首を伸ばすと、成人の白人男性と目の高さが合っちゃうくらいのサイズ感だ。


Wild Cassowary Encounter at Cape Trib PART 1

 某マンガのせいで、ヒクイドリっていうとニューギニアのイメージが強かったんだけど、オーストラリアにもいるんだね。

 なんで危険なのかというと、飛べない分その足が非常に発達しており、キック力が半端ない上に、鋭い爪を持っているから。犬などはひとたまりもなくやられてしまうし、そのカギ爪で実際に人が殺されたこともあるそうなんだ。

 日本でも2012年に、秋田で人に飼われていたヒクイドリが脱走した騒ぎがあったらしい。もしその辺で見かけても、絶対にちょっかいを出さないようにしたいものである。

written by ruichan

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