
ひと昔前までは「番犬」なんていう言葉もよく使われていたくらい、犬といえば飼い主とその家族を守ってくれるイメージがあったように思う。見知らぬ人は中に入れない!俺がこの家を守るんだぜ!みたいな気概とかが、犬の側にもあった気がする。
人懐っこくって誰にでも懐く犬ももちろん可愛いけれど、例えば強盗さんがやってきたなんて場合には、ちょっと愛犬に頑張ってほしいとか思ってみたりしないだろうか。
sponsored links
sponsored links
Dogs Tested to See Whether They’d Defend Owner During Home Invasion
というようなことを考えた人はアメリカにもいたらしい。ニュースマガジンのInside Editionでは、強盗に扮した人物に飼い主さんを襲わせ、愛犬たちがどんな反応を見せるかを見るという番組を企画したんだ。
5歳になるイエローラブ、ペリーの飼い主ミシェルさんは、万一のときペリーが自分を守ってくれるといいんだけど…と自信なさげ。

そこで強盗に扮した専門家に、ミシェルさんのお宅に押し入ってもらうことにした。

あれれ、ペリーはミシェルさんを置き去りにして、外へ逃げて行っちゃった!

「ほら、文字通りしっぽをまいて逃げ出してますね」
「ペリーったらもう…!」
と、少々ガッカリ気味のミシェルさん。

次はルビーという、4歳になるこのお宅のお姫様。勇猛で知られるピットブルと、ラブラドールの雑種だそう。
ご主人のケビン・ピーターソンさんは、「きっと強盗に噛みついてくれると信じたい」と語っていたが…。

「ルビー、こいつをやっつけろ!」というケビンさんの叫びもむなしく、やはりしっぽをまいて逃げて行ってしまった。ピットブルの血はどうした?

最後に登場するのは、フロドとドビーのコンビである。ご主人のエレン・アイキャンプさんは、「フロドは絶対やってくれるわ!」と自信ありげ。

ふたを開けてみるとどうなったか? なんと勇敢なるフロドは強盗役に飛びかかり、見事ドアの向こうへと撃退した。チワワのドビーも果敢に吠えたててバックアップ。

今回フロドがしたように、飼い主と強盗の間に割って入るのは、ガードドッグに求められるスキルそのままだという、フロドには番犬としての天性の素質があるようだ。

みんなのところの愛犬たちは、どんな反応をするだろうね。ちょっと試してみたいと思ってしまったお友だちもいるんじゃない?
ところで日本においては、わざわざ番犬のいる家を狙う空き巣もいるんだって。どんな犬でもうまく手懐ける方法を熟知している空き巣も多いらしいので、犬を飼っているお宅もそれで安心せずに、空き巣対策はバッチリお願いするよ。
written by ruichan
▼あわせて読みたい





コメント一覧 (6)
最後の2匹はしっかりした性格なのか、同時に2匹だったから勇気を出せたのか
性格と体の大きさは関係なくて、甘えん坊も勇敢な相棒もどっちも可愛い
それはともかく、空き巣対策に犬は有効か、みたいな海外の番組で
元プロの空き巣が犬ごと盗んでいった奴があったなぁ…