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 愛する人を亡くした時、悲しみに暮れるのは人間だけではない。長年家族としていっしょに過ごしてきたペットたちも、最愛の飼い主との最期の別れに立ち会う権利があるはずだ。

 カナダの葬儀会社の社長ジェレミー・メイさんは、愛犬が参列した感動的な葬儀を体験したという。今日はそのお話を聞いてみよう。
 
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 2010年のはじめ、カナダのブリティッシュコロンビア州で、ある男性が息を引き取った。後には未亡人と、13年という歳月を共に過ごした愛犬、サディが残されたんだ。

 サディの悲しみは、遺族のものと変わらなかった。葬儀が行われるまでの10日間、サディは何も食べず、眠ることもせず、窓やドアの近くでご主人の帰りを待ち続けたという。

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image credit:Elements Cremation, Pre-planning & Burial

 葬儀当日、ご主人の未亡人がサディを伴って現れた。サディも故人の家族なのだから。葬儀が行われた教会では、サディを温かく迎え入れた。

「愛犬は飼い主にとって、配偶者や子供と同じようにとても大切な存在です。ですから、サディにご主人との最期の別れをさせることも、当然大切なことなのです」と、メイさんは語る。

 サディがご主人の棺に近づいたとき、その場にいた誰もが感情を揺さぶれられ、嗚咽が漏れた。「涙を浮かべていない人はいませんでした。何ともいえない感動的な時間でした」

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image credit:Elements Cremation, Pre-planning & Burial

 感動的な時間……。それは癒しの時間でもあった。その日葬儀から帰宅すると、サディはご主人の死後はじめて食べ物を口にしたという。

 強いきずなで結ばれたペットと飼い主は、メイさんのいうように家族と同等の愛情でつながっている。だからこそどちらかが先立った場合には、しっかりとお別れをすることが、残されたものが先に進むためにも大切なのではないだろうか。

 以前カラパイアでも、愛馬が主人の棺に頭をすり寄せて嘆いている様子をご紹介したことがあった。しかしペットが葬儀に参列するというのは、まだ一般的には受け入れられないことの方が多いのかもしれない。

 この出来事が世間のそんな認識を変えるきっかけになってくれればと、メイさんは願っているそうだ。

via:Funeral Home Lets Dog Visit So She Can Say One Last Goodbye written by ruichan

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