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 南アフリカのズールーランド・サイ孤児院に、生まれたばかりのカバの赤ちゃんがやってきた。だが周りにいるのはサイばかり。やがて自分をサイだと思い込んだ赤ちゃんは、サイの赤ちゃんと親友となり、すくすく育っていたのだが…。
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Baby Hippo and Orphaned Rhino Fall In Love With Each Other | The Dodo Odd Couples

 カバのチャーリーが生まれたのは、2016年5月のこと。だがそのたった2日後に群れから見捨てられ、野生動物のリハビリセンターに保護されたんだ。

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 最初のうちは毛布にくるまり、施設のスタッフに抱っこされて眠っていたチャーリー。だが2週間がたった時、チャーリーには運命の出会いがあった。

 サイの赤ちゃんで、やはり孤児のマコシと仲良くなったチャーリー。
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 いつもいっしょに過ごすうちに、2頭の絆は深まって、なくてはならない親友同士になっていった。

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 サイもカバも社会的な動物で、生まれてからしばらくの間、赤ちゃんは母親に寄り添って過ごすという。親のいない2頭はいつも身を寄せ合って過ごし、お昼寝をするのもいっしょだよ。

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 サイたちといっしょに暮らすうちに、自分をサイだと思うようになったチャーリー。その行動はサイそのまんまだ。

 そうしてチャーリーはサイたちに囲まれて、すくすくと大きくなっていった。
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 しかし困ったこともある。自分をサイだと思っているチャーリーを、このまま野生に返すことはできない。カバとしての生き方を教えるにしても、チャーリーはこれまで自分以外のカバを見たことすらなかったんだ。

 このままでは永遠にチャーリーを野生に返すことはできない…スタッフがそんな危惧をつのらせていたある日、1,000km離れた場所から1頭のカバの孤児がやってきた。チャーリーと同じ境遇の、ムーミンという名前のメスのカバだ。

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 この地域では、カバの孤児よりもサイの孤児のほうが圧倒的に多いんだ。理由はサイの角を目当ての密猟者に、殺されてしまうサイが後を絶たないせい(関連記事

 チャーリーとムーミンは、出会ってから3日後にはすっかり仲良しになった。どちらかというとムーミンのほうが、チャーリーにベタ惚れだったみたいで、チャーリーがほかのことに気を取られるとやきもちを焼いちゃうくらいだとか。

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 ムーミンのおかげで、チャーリーは徐々にカバとしてのやり方をいろいろと習得していった。苦手だった水浴びも大好きになったよ。

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 もうすっかりカバの顔。
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 それでもチャーリーは大親友のことを忘れちゃいない。今もヒマさえあればいっしょに遊び、木の下で並んで昼寝をし、仲良く過ごしているそうだ。

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 やがて3頭が野生に帰る日も来るかもしれない。その日まで仲良くすこやかに育ってくれると嬉しいよね。チャーリーとマコシ、そしてムーミンが今どうしているのかは、インスタグラムで見ることができるので、よかったらぜひ遊びに行ってあげてほしいな。

written by ruichan

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