海外ドラマなんかを見てると、「家具付き」でいわくつきの家なんかがよく登場したりするよね。しかし便利な最新式家電とかなら嬉しいかもしれないが、新居を買ってみたらこんなものが残されていたりしたらビックリ仰天、新しい住人さんは困ってしまうに違いないんだ…。
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There's a dog chained up in my basement - Stray Rescue of St.Louis
アメリカのミズーリ州セントルイスのストリートアニマル保護団体「Stray Rescue」に、ある日1本の電話が入った。
「新しく家を買ったんだが、そこの地下室に鎖につながれたピットブルがいるんだ!」
現場に急行してみると、確かに地下室の階段の下には1匹の犬がつながれて、ちぎれんばかりにしっぽを振り続けていた。通報してくれたこの家の購入者は、いったいいつごろから犬がここにいたのか見当もつかないという。
スタッフたちの姿を見ると興奮して、呼吸困難になりかけるほどだったピットブルの首に巻かれた鎖を外してやろうとするスタッフ。犬はその意図を察したのか、おとなしくされるがままになっている。
そうして自由になった途端、嬉しそうに跳ね回り全身で喜びを表現して、スタッフに飛びついてきたんだそう。それでスタッフはこの犬に、「ジャンピング・ビーン(ジャンプする豆)」という名前を付けたんだって。
この家にはしばらくの間、浮浪者が住み着いていたことがあったんだそうだ。地下室にあったゴミの山は、その浮浪者の置き土産らしい。だが浮浪者とジャンピング・ビーンとの間に関係があったかどうかは不明のままだ。
地下室には水もエサもなかったことから、そう長い間放置されていたわけではなさそうだ。しかし残念ながら、それ以外のことは何もわかっていない。ただ確かなのは、ジャンピング・ビーンがとっても愛らしく人懐っこい犬だということ。
そして許せないのは、ジャンピング・ビーンを置き去りにして行った人間だ。このまま誰も気づかずにいたら、いずれはここで命を落としていたことは確実である。
今回この家を買ったオーナーさんが、たまたまこのタイミングで気づいてくれたからよかったものの、あと数日遅れていたらどうなっていたかわからない。本当によかったねとしか言いようのない事件であった。
written by ruichan
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コメント一覧 (8)
こんなひどい目に遭っても、人を見て尻尾を振るなんて、いじらしい。
誰が引き取って可愛がってくれると良いな。
多分可愛がってたけど、病気か怪我かで本人が飼えなくなって、親族が勝手に捨てたとか?
単に悪ガキが誰かへの意地悪で大事な飼い犬を空き家の地下室隠して、あっという間に保護施設の人が来ちゃった、とかいう話かもしれんけど。
何にせよジャンピングビーンにとって最良の顛末が待っていますように!
面倒見切れなくなって「散歩の途中で逃げて見付からなくなった」という言い訳を用意した
一般家庭の子供の仕業なのかなぁ、と何となく思った
マンガの湯神くんや梧桐勢十郎にも似た様なエピソード有ったの思い出した
偶然にもどちらも確か同じピットブルだったはず
捨てられた(?)とはいえ前の飼い主から可愛がられてたんだろうな。
何故こんな状況になってしまったのか気になるところだね。
甘ったれなやさしいお顔でキャワイイね。