
凍てつく冬の間は、野生の生き物たちにとってはサバイバルの季節でもある。食べ物は乏しく、寒さは厳しく、雪でも降ろうものならさらに状況は悪化する。食べ物が雪に埋まるだけでなく、白一色の世界では捕食者に見つかりやすくなってしまうし、何よりも寒さに凍り付いて動けなくなってしまうことだってあるんだ。
今日は雪の中、凍りついて動けなくなってしまった鳥をなんとか助けようとする、優しいニンゲンの女性のお話をお届けしよう。
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Woman Rescues Frozen Bird Rescued With A Blow Dryer | The Dodo
この動画の撮影者、クリスタル・ケリーさんの愛犬リリーが雪の上で見つけたもの。それはあまりの寒さに、凍りついて動けなくなった1羽の鳥だった。

リリーが鳥を傷つけないようにやさしく遠ざけると、クリスタルさんはなんとかして鳥を助けることにした。

しかし家の中にはルームメートと猫がいて、鳥を連れ帰ることは難しい。そこでクリスタルさんは鳥を洗面器に入れて、ドライヤーのコードが届くところまで連れて行くことにしたんだ。

辛抱強くドライヤーの風を当てること2時間。鳥を傷つけることを心配したクリスタルさんは、ごく低い温度に設定した温風を、ゆっくりと辛抱強く当て続けた。

そうしてすっかり温まった鳥は、クリスタルさんのもとを離れ、元気に飛び去って行ったのだった。

「私は鳥のことは何も知らなかったので、この鳥を助けるために自分にできる最善のことをしようって思ったの」と語るクリスタルさん。結果的に鳥は無事に、元いた場所に飛んでいくことができたわけで、クリスタルさんのとっさの判断がこの鳥の命を救ったことは間違いない。
瀕死の生き物を見つけたとき、とっさにどれだけのことができるだろうか。クリスタルさんがしたように、的確な判断で命を救うことができたら嬉しいよね。
edited by ruichan
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コメント一覧 (2)
カイロやお湯だと部分的に温まってしまい冷たい血が心臓に流れてしまうので、逆に身体に負担掛かるからだそうで
結果的にこの人はとっさの判断で一番有効な方法を採ったってことになるなぁ
しかし2時間はすごい。自分にできるか?!