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 異種の生き物たちが子育てに協力する様子は、マランダーでも何度かお伝えしてきている通りである。しかしそれも、今まではあったかいふわもこ系の生き物たちがメインだったわけ。

 ところが今日紹介しようと思っているのは、ひゃっこくて硬いリクガメさんが、子犬たちの面倒を見ているお話なんだ。さて、どういうストーリーが展開されているのかな。
 
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Abandoned Puppies Befriend A Lonesome Giant Tortoise

 カリフォルニアにあるペット用品店に、ある日一人の男性が4匹の子犬を連れてきた。敷地内で見つけたのだが、母犬の姿が見当たらず、飼うこともできないので困っているという。

 保護団体に所属しているアンドレアさんが、怯えて震えている子犬たちを引き取って連れ帰った。エサを与え、あたたかな寝床を用意してやったけれど、何かが足りない気がしてたんだ。

 アンドレアさんのお宅には、やはり保護されてきたゴライアスという名前のケヅメリクガメも暮らしていた。他の犬たちは36kgもあるこのリクガメにはほとんど関心を持たなかったため、ゴライアスはいつも一人ぼっちだった。

 ある日、子犬たちの中の1匹が行方不明になるという事件が起こった。心配して探し回ったアンドレアさんの目に飛び込んできたのは、ゴライアスにピッタリと寄り添っているその子犬だった。

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 その日から子犬たちとゴライアスは、いつもいっしょに過ごすようになった。
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 大きなお友だちの側にいると、子犬たちは安心するみたい。ゴライアスの方はというと、甲羅に閉じこもることがなくなったんだって。

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 甲羅に乗って楽ちん楽ちん。
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 オヤツもいっしょに食べるんだよ。
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 ゴライアスも、もう甲羅の中に引きこもったりしないんだ。
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「カメは寂しさなんて感じない」ってどっかに書いてあるのを読んだことがあるけど、まあ寂しくはないのかもしれないけれど、人懐っこくないってこともないと思うんだ。呼べば来るし、なんとなくまとわりついてくるしね。

 ゴライアスとは旧約聖書に出てくる巨人、ゴリアテのこと。その名の通り、子犬たちから見たら巨大でどっしりしていて安心感があって、守ってもらえてるような気持ちになるのかも。

 この子犬たちとゴライアスについては、また続報があればお伝えしようと思っているので、楽しみに待っていてね。

edited by ruichan

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