ニンゲンが自然界に放置してしまった物体は、そのままゴミとなり、生き物たちにとっては危険極まりない凶器となる。だけどそんな危険な物体から助けてもらうために、ニンゲンにお願いしに来る生き物たちもいるようなんだ。今日も1匹のサメが、ダイバーに助けを求めてきたようだよ。
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Shark approaches diver for help
事件はオーストラリアのシドニーに近い、ボタニー湾で起こった。ポート・ジャクソンでダイビングを楽しんでいたダイバーたちが、口にルアーが絡まったサメを発見したんだ。
ルアーを外してやろうと試みたが、なかなかうまくいかない。
抵抗するサメは一度その場を離れて行った。
しかしサメは、もう一度ダイバーたちのところへ戻って来た。「これ、外して!」というように…。ダイバーたちは今回は、ルアーを外すことに成功した。
残念ながらフックは外せなかったのだが、どうやら自然に分解する素材でできたものだったらしいので、とりあえずは一安心のようだよ。
近年、根掛かりなどしてロストしたルアーやフックによる被害が取り沙汰されるようになってきている。このサメのように、疑似餌を餌と間違えて食べてしまう魚が続出しているだけでなく、その地に暮らしている住人さんたちにも多大な迷惑をかけているそうだ。
釣り糸や網に絡まってニンゲンに助けを求めてくる生き物たちのお話も、マランダーで何度かお伝えしているけれど、危険なゴミを増やさないよう気をつけなくっちゃいけないね(関連動画1、2、3)。
edited by ruichan
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