
釣りが趣味というお友だちもたくさんいると思うけれど、野生の現場では釣り糸は凶器に他ならない。これまでにも海中で、釣り糸に絡まってニンゲンに助けを求めてきた生き物たちをご紹介してきたよね(関連記事1、2)。
今回は海の中ではなく、海辺で生きるペリカンのクチバシに釣り糸が絡まってしまったんだ。さて、このペリカンを無事に助けることはできるのだろうか。
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事件はフロリダのクリアウォーター・ビーチで起こった。1羽のペリカンのクチバシに釣り糸が巻き付いていることに気がついたのだ。
後ろからコッソリ近付いていく赤いシャツの男性。

そして件のペリカンに飛びつき、みごと捕まえることに成功。

ペリカンは抵抗して暴れたものの、男性はしっかりと地面に押さえつけて、その動きを封じた。

もう一人の男性が近付いてきて、ペリカンの正面に座る。

ナイフを取り出して釣り糸を切ろうと試みるが、しっかりと何重にも巻き付いているらしく、なかなか思うようにいかない。

何度か繰り返して、ようやく巻き付いていた釣り糸をすべて取り除くことができた。

丁寧に残っている糸を取り除いてやる男性たち。

口の中を覗き込んで、異物が残っていないか確認する。

そして無事に解放され、飛び去って行くペリカン。

周囲からは拍手が沸き起こっていた。

この男性たちの行動がなかったら、ペリカンはくちばしを開くことができないまま、エサも取れずに命を失っていたかもしれない。
ペリカンは身体も大きく力も強いので、下手をするとケガをさせられる恐れがあったにもかかわらず、機転を利かせて助けてくれた男性たちに、われわれも拍手を送りたいと思う。
via:Show me a hero! Florida man catches a pelican with his BARE HANDS and frees it from fishing wire wrapped around its beak to prevent it from starving to death translated ruichan / edited by parumo
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