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「最先端」の技術というモノは、日々刻々と変わって行って、今日の最先端は明日には旧式といった風潮も無きにしも非ずな昨今ではあるが、それでも以前は不可能だったことがどんどん可能になっていくのはすごいことだよねまあ、21世紀になってもエアカーは飛んでいないのはちょっぴりガッカリなんだけどさ)。

 今回は3Dプリンタの技術を駆使して、鳥さんの折れてしまったクチバシの代わりに人工のクチバシを作っちゃったお話を診てもらおうと思うんだ。
 
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Building a Beak for Karl, the Zoo's Abyssinian Ground Hornbill

 今回の主役、スミソニアン国立動物園にいるジサイチョウのカールは27歳。ここに来て5年になるんだけれど、下側のクチバシが折れてしまっているのがわかるだろうか。

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 そのせいで、上手に餌を取ることができず、食事をするのにとても苦労していた。何度か義嘴、つまり人工のクチバシを作ってはみたのだが、すぐに壊れたり外れたりしてしまって、なかなかうまくいかなかった。

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 そこで動物園では、スミソニアン国立自然史博物館のスタッフと協力して、カールのために新しいクチバシを作ってあげることにしたんだ。

 1930年代にこの動物園にいたジサイチョウの骨格からデータをスキャンし、カールのクチバシも正確に採寸して、3Dプリンタでクチバシの形を構築していく。

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 何度も調整を繰り返して…。
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 最終的に4~5か月の時間を費やしたが、ついに完成!
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 慎重にカールに装着された義嘴。
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 さて、新しいクチバシで、カールは無事にご飯を食べられるようになったのだろうか。その様子はぜひ、動画を見て確認してほしい。

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 ジサイチョウはエチオピアなどサハラ以南のアフリカに生息している鳥で、ほとんど地面を歩いて暮らしているが、飛ぶのだって得意なんだそうだ。

 3Dプリンタの普及により、恩恵を受ける動物たちも増えてきているようだ。鳥のクチバシはもちろんのこと、カメの甲羅や犬の義足、あるいは人工関節など、さまざまな分野で3Dプリンタが活躍する時代になっている。

 マランダーでは、3Dプリンタを使って身体の機能の復活を可能にした動物たちについて、またいずれご紹介していきたいと思っているよ。

edited by ruichan

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