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 インコやオウムなどの鳥類に発症するウィルス性疾患“PBFD”を抱えたボタンインコのレアさんが、永遠の眠りについたというニュースが入ってきた。

 今月26日火曜日の朝、眠っているかのように息を引き取っていたのを発見されたとのこと。つい先日には恋鳥のインディさんとの結婚式を済ませた矢先の出来事だった。
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 生まれながらにして羽毛が抜け落ちてしまう病を抱えていたボタンインコのレアさんは2016年、飼い主のイザベラさんと出会い、保護されることとなる。その明るい性格にイザベラさんだけでなく世界中にファンが魅了されてきた。


 冬場には羽毛がないレアさんにイザベラさんから、世界中からセーターが届いた。愛情たっぷり、さぞ温かい日々を過ごせたことだろう。


 しかし飼い主のイザベラさんがパナマに移り住むこととなり、レアさんは自身と同じ“PBFD”を抱える仲間たちに出会う。レモンさんとインディだ。今まで感染を恐れてほかの鳥に出会うことがなかったレアさんたちは一瞬で親友となる。その中のインディさんとは恋仲に進展した。


 深まるレアさんとインディさんの愛を見て、先日はついに結婚式をあげることに相成った。


 だが26日の朝、眠るようにして亡くなっている姿を発見されたとのこと。

 飼い主で現在はパナマに暮らしているイザベラさんは「レアはすやすやと眠るようにして亡くなっていたというニュースを受け取りました。早朝3時ごろのことだったといいます。来世では彼女がさらによりよい鳥生を送れると信じています。これが生きているということ。生はあまりにも短く、死は突然訪れます。だからこそ一瞬一瞬を大切にして生きていきたいです。このアカウントはレアの生きてきた証として残して行こうと思います。現在、私たちはレアを失ってしまったことに心から戸惑いと大きな悲しみを感じています。ご理解をよろしくお願いいたします。(一部省略)」と語っている。



 レアさんは生まれつき病を抱えていて決して恵まれた鳥生のスタートを切れたわけではなかった。しかし愛情を与えてくれる飼い主と出会い、離れ離れとなってしまったが、その後運命の相手インディさんと出会ったレアさんはきっと幸福だっただろう。病を抱えていてもまるでそれを感じさせず明るく、どんな時でも幸せそうにさえずる姿が印象的だった。

 おやすみなさい、レアさん。安らかに眠ってください。

edited by kokarimushi
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