エンジェルという名のグレイハウンドが保護されてきた時、動物保護団体PAWS Animal Rescue Irelandはエンジェルの様子が明らかにおかしいことに気が付いた。
エンジェルは壁に頭をつけたまま誰とも目を合わそうとしないのだ。誰が話しかけても応えず、誰が近寄ってきてもただ部屋の隅の壁に向き合ったままだったのだという。
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エンジェルを保護したPAWS Animal Rescue Irelandによれば、エンジェルは肉体的には大きな問題は抱えていないが、おそらく前に飼っていた飼い主による虐待が影響し、神経過敏状態に陥っているのだろうという見立てが出た。エンジェルにとって、人間と目を合わせるということはその後に何かしら恐怖が訪れることを意味しているのだ。それ故、誰とも目を合わせられないのである。
そんなエンジェルだったが、同じ施設内に兄弟犬も保護されてきた。そこからエンジェルの犬生は少しずつ上向きに変わっていった。家族がいる安心感からか、職員たちにも少しずつ心を許すようになっていった。
もとはかわいい愛されるべき犬のエンジェルは、ついに新しい里親のもとへ引き取られることとなった。そこでは名前をカーラと改め、以前の孤独だった犬生を脱ぎ捨てて新たな冒険に出ることになったのだ。
新たな飼い主に十二分に愛情を受けて暮らしているのだろう。以前は壁際で頭を打ち付け、誰とも目を合わせなかったエンジェルは今や同居犬と吠え方の競争をするまでに心が復活したのだそうだ。
エンジェル兼カーラにどんなつらい過去があるのかは分からない。しかしやっと愛されるべき1匹の犬に立ち返れたカーラ、これからは思う存分家族に甘えて楽しく暮らしていってほしいものだ。
Abused Dog Stares at Wall for Days After Being Rescued
via:She Was So Traumatized, She Couldn't Even Look At Humans. You Have To See Her Now. /translated by kokarimushi / edited by parumo
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コメント一覧 (7)
ボールで遊んでふかふかのベッドもあって保護時とは見違えるような姿でとても幸せそう!良かったね^^いいニュースをありがとう。
楽しめ!
元の飼い主は罰として壁になってしまえばいい
普通に飼ってたらこういった症状はみせないでしょ
懐くかどうかなんて誰もふれてないじゃん、人間と同じで精神的な症状
虐待じゃないって熱り立つ様が痛々しすぎて可哀想。