マランダーでは異種動物間の友情や愛情についてを、永遠のテーマとしているんだが、そんな中でも今回は、とりわけ心を打たれる動画をご紹介しよう。
目の見えない1匹のアライグマと、彼をこっそり守っているかのような子猫たちの姿を映したものなんだが、守護天使なんてものがいるとしたら、こんな子猫たちなのかもしれないよ。
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Blind Raccoon and his bodyguards
アメリカのシカゴにあるとあるお宅の裏庭。盲目のアライグマがやってきて、ご飯を食べていくそうだ。
そこへ静かに現れて、彼を見守る黒い子猫の姿が。
アライグマを先導するように、階段のところで待っている子猫。
1段1段、「大丈夫だよ」とでもいうようにピッタリと寄り添って降りていく。
盲目のせいか、丈の高い草や雪、風や鳥たちが苦手だというアライグマ。2匹の黒猫たちはそんなアライグマを安全に誘導していくかのよう。
この盲目のアライグマは、5年以上という長い期間このお宅に姿を見せていたが、残念ながら2015年6月のある日、虹の橋を渡っていったそうだ。野生のアライグマの寿命は通常1~3年ということなので、ハンディキャップにもかかわらず、彼は奇跡的な長生きをしたようだ。
下唇の一部を失ってしまったため、柔らかい食べ物を与えられていたアライグマ。こんなやさしい気遣いをしてもらっていたので、長生きができたのかもしれないね。
彼がいなくなったあとも、こちらのお宅にはアライグマたちがやってくるんだそうだ。そのお話はまたいつか、みんなにもお届けできたらと思っている。
ちなみに、ガーディアンズたる黒猫2匹は、この後正式にこのお宅の飼い猫になったそうだよ。とっても仲のいい兄妹で、今もこうして元気に過ごしているよ。
Another video of the Black Kittens from the Blind Raccoon Video (7/9/2017)
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コメント一覧 (5)
可愛い賢い偉いなぁ。
黒猫は、温厚な懐こい優しい子が多いから。
黒猫が横切ったら〜って言い伝えがあるけど、あれはマイナスなことなんかじゃなく、何かを伝えようとしてくれてるんじゃないかと思うよ。
少なくともアメリカ行った時、何回か顔見せてくれた黒猫さんは、「おまえ気が高ぶってるから落ち着けよ」って私に伝えてくれてた気がするんだ。
魔女の使い魔との伝承がある西洋文化が広まったので凶兆扱いされるけど。