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 以前マランダーでご紹介した、両耳のない猫のオウタイティスの続報が届いていたのでお知らせしたい。

 オウタイティスを飼っているモリーさんは過去にあった交通事故により重度の不安障害に悩まされている。オウタイティスは耳の病気により両耳と聴力を失った白猫だ。そんなどこか欠けたもの同士の1人と1匹は今もなお穏やかに幸せに暮らしているようだ。

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 アメリカ、ペンシルバニア州ランカスターに在住のモリーさんは交通事故にあって以来、重度の不安障害を抱えている。いつ起こるか分からない発作もあり、モリーさんは途方に暮れていた。以前耳の聞こえない犬を飼ったことがあるモリーさんは、切実に動物との暮らしを求めるようになっていた。

 そうして保護施設で出会ったのがオウタイティスだった。白い毛に青い瞳のオウタイティスだが、耳の病気により両耳を失い、その後元飼い主により保護施設に預けられることとなった。里親募集サイトでオウタイティスを見かけたモリーさんは一目で彼が自分の子になると分かったという。

 それ以来、オウタイティスはモリーさんに甘え、モリーさんはオウタイティスと過ごすことで突然襲ってくる不安や苦しみを乗り越えてきたのだ。モリーさんにとってオウタイティスは大切な大切な少し毛むくじゃらな赤ちゃんなのだ。

 ある日、モリーさんがお買い物中そこでも運命的な出会いをしてしまったんだそうだ。それはこちらのアザラシのぬいぐるみだ。白い体に青い瞳でモリーさんは即座に「オウタイティスに買わなくちゃ!」と思ったんだそう。

 嬉しそうなモリーさんとけげんな表情のオウタイティスさん。
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 「オウタイティスと暮らし始めて、私の問題は劇的に回復を見せています。彼を抱きしめると安心できるのです。」とモリーさんは語る。

 そして耳を失い保護施設で暮らしてきたオウタイティスにとってはモリーさんの横で毎晩眠れる生活が何よりもの幸せなのだ。

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 「オウタイティスの活躍ぶりにはきっと驚くと思います。彼との生活で私は通院回数も減りました。動物から受ける無償の愛ほどいいセラピーはありませんよね。」

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 オウタイティスさんとの生活を記録するために開始したインスタグラムではその思わぬ反響の大きさに非常に驚いたという。

 「特別なケアが必要な動物たちも、家庭で愛すべきペットになりうるということを今後は人々に知ってもらえたら幸いです」とモリーさんはコメントしていた。
 
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 耳を失い、聴力を失ったオウタイティスさんだが、現在はアイドルキャット。そして何よりオウタイティスさんを愛してくれる飼い主を得ることができた。出会った時からずっと1人と1匹には他の人には聞こえない求めあう声が聞こえている。そしてその声はこれからも途絶えることはない。今後もオウタイティスさんの冒険は要チェックだ。

 こちらは動くオウタイティスさん

Cat born with no ears becomes an internet sensation

via:Seal-mates! Cat who lost both his ears after suffering from cysts looks just like his favourite cuddly toy translated kokarimushi / edited by parumo 
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