
子供のころ、「アーイアイ、アーイアイ」という例の歌を耳にしたことがあるというお友だちは多いんじゃないかな。マダガスカルの生き物シリーズ(今作った)、今日の登場動物は、その歌のおかげで「なんだかよく知らないけど、可愛いおサルさんなんじゃないかな」という認識が定着しているのではないかと思われるそのアイアイである。
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AYE-AYE at DUKE LEMUR CENTER
あの有名な歌の歌詞には「おさるさんだよ」というフレーズがあるけれど、アイアイは分類学上は霊長目に属しているので、原始的なサルの一種であることは間違いない。夜行性の動物で、野生では虫や木の実、キノコ、蜜などを食べて生きているんだそうだ。

キツツキみたいに木の幹に穴をあけたりして、中にいる虫や樹液を食べたりするよ。ちょっと見にくいかもしれないけれど、穴に突っ込んでいるのは木の枝とかじゃなくて、細長い中指なんだ。

わかりやすい写真で見てもらうとこんな感じ。他の指とは不釣り合いに、中指だけが細いでしょ?

日本の童謡とは裏腹に、マダガスカルでは悪魔の使いとか、不幸を招く生き物とか散々な言われようで、忌み嫌われてきた過去を持つ。確かにこのビジュアルは、夜中に出会ったらちょっとだけ怖いかも…。

このアイアイが、なんでカワイイの代名詞になるような歌になってしまったのかというと、作詞を担当した相田裕美さんが、「可愛らしい動物の歌を」という依頼を受けたときに、アイアイという名前が可愛いからという理由で作ってしまったそうなんだ。

アイアイをぜひ見てみたいというお友だちは、東京の上野動物園で会うことができるよ。日本で生まれたマフィーという赤ちゃんアイアイもいるので、ぜひ会いに行ってみよう。
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なぜ、アイアイなのか?