
ゴリラのココについては、カラパイアでも何度かご紹介したことがあるし、ご存知の読者も多いだろうと思う。手話で人間とコミュニケーションをとることができるというので、話題になっているゴリラだよね。(関連記事1、2、3)
ペットとして子猫を飼っていることでも有名なココだけど、映画も楽しむそうなんだ。今日はそんなココの映画鑑賞の様子をご紹介するよ。
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Koko Responds to a Sad Movie
この動画でココが見ているのは、フランコ・ゼフィレッリ監督の『ムッソリーニとお茶を』。ココのお気に入りの映画なんだけれど、ストーリーの中に悲しい別れのシーンがある。ココはそのシーンになると、特別な反応を示すんだそうだ。

画面から目をそらすココ。

そのシーンが終わるまで、背を向けてしまうんだ。

断固として画面を見ようとしない。

撮影者(おそらく研究者のパターソン博士か)が声をかけると、「笑顔」「悲しい」「泣く」「悪い」「トラブル」「お母さん」「愛」といった言葉を手話で語った。
「わかってるわ、見るのがつらいのよね」

「死」の概念を理解しているといわれるココだもの、「別れ」の意味もちゃんとわかっているんだよね。
ココが本当に手話を理解しているのかどうかは、批判もあって議論の余地があるところだが、この動画での反応を見る限りでは、映画のストーリーがちゃんとわかっているようだ。
ココはもうすぐ46歳の誕生日を迎える。人間でいうと、すでに老齢にさしかかっているところだけれど、今後もココの興味深い映像があれば、この場で紹介していこうと思っているよ。
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コメント一覧 (2)
人間ととここまで会話ができる動物って本当に素晴らしい
決して理解できなかった動物側の世界を人間の言葉で翻訳してくれる
夢みたいな話だと思うよ。