
深海探査船ノーチラス号が搭載する探査機「ヘラクレス」によるライブ映像の中に、不思議な生き物が映っていた。印象的な大きな目と、美しいブルーの身体。これはいったい、なんなのか? タコか、イカか、それとも未知の生物か。深海のフシギをぜひ堪能してほしい。
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Cute Bobtail Squid | Nautilus Live
深海の砂に埋もれるようにして、大きなおメメの青い生き物を発見。

ノーチラス号の接近に驚いたのか、ジェット水流で移動する。

最初はタコだと思っていた人もいたようだが、ひらひらとする耳は確かにイカっぽい。

この映像は、キューバとハイチの間に位置するウインドワード海峡で撮影されたもの。比較する対象がないので、このイカのサイズが認識しにくいのだが、ダンゴイカは一般的に2~3センチしかない可愛らしいイカなんだそうだ。

このきれいな青い色は、発光バクテリアによるもので、月光や星の光などに紛れて身を守るために青い光をまとっているのではないかと言われている。しかしまだまだわからないことも多いイカなので、詳しい生態については今後の調査が待たれるところだ。

ノーチラス号からのライブ映像は、「Nautilus Live」というサイトでストリーム配信されている。このプロジェクトは、あのタイタニック号を発見した海洋考古学者のロバート・バラード博士が率いているものなんだ。
まあ、たいていは生き物の姿のない、マリンスノーと探査船の一部が写っただけの青い深海の映像が流れているだけなんだけれども、たまにこのダンゴイカにように珍しい生き物が映ったりすることもあったりするので、ヒマなときはバックグラウンドに映しておいてもいいかもしれないよ。
※ロバート・バーンズ博士ではなく、ロバート・バラード博士の間違いでした。お詫びして訂正します。ご指摘ありがとうございました。
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コメント一覧 (5)
ロバートバーンズは詩人であり、深海生物についてはさっぱりだと思いますので、訂正お願い致します。