カナダ、サスカチュワンに住んでいるクリスチャン・キャンフィールドさんはある夜、信じられない光景を目にした。近所の家が燃え盛る炎に襲われていたのだ。消防隊の勇気ある消火活動を撮影しようと決めたクリスチャンさんは、意図せず自身も救助活動の一端を担うこととなる。
燃えている民家から猫が飛び出してきたのである。
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子猫は体のあちこちにやけどを負い、助けを求め鳴き声を上げていたそうだ。傷だらけの小さな生き物を発見し、クリスチャンさんはすぐに撮影を中断、消防士のところへ子猫を運んだという。
「大丈夫だよ、僕が君を消防士さんに届けてあげる。大丈夫だからね。」と声をかけてあげたそうだ。
子猫はすぐに消防士により動物病院へ運ばれた。すぐに前足や鼻、耳など負傷している部位の治療が行われた。
その後子猫はサスカトゥーンSPCAという保護施設に預けられ、「風と共に去りぬ」にちなんでスカーレットと名付けられた。
「スカーレットは大雪の積もった2月に火事にあい、無事に生還しました。やけどが何か所もあるのにとっても人懐こい愛情深い子猫ですよ。」とスタッフは語る。
火事から2か月が経ったが元飼い主も現れないため、現在スカーレットさんは里親募集中なんだそうだ。
そして先週金曜日、ついにスカーレットさんは命の恩人クリスチャンさんと再会することができた!お見舞いのため施設を訪問したクリスチャンさんはスカーレットさんの回復ぶりに驚いていたそうだ。
「初めて会った時、あんなに弱って鳴いてたのに今じゃ走り回って喉をゴロゴロしてる。」と嬉しそうにコメントしている。
クリスチャンさんはスカーレットさんを家族に迎え入れようとも考えたが、クリスチャンさんにはすでに3匹の猫と1匹の犬がいるため泣く泣く我慢したとのこと。
火事という悲劇に負けず今なお愛嬌たっぷり元気いっぱいのスカーレットさん、きっとじきに素敵な家族が見つかるだろう。
クリスチャンさんとスカーレットさん再会の時の様子を撮影した動画はこちら
via:Man is Shocked to See Cat Leap Away from Fire and Rushes to Save Her... translated kokarimushi / edited by parumo
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コメント一覧 (3)
無事でよかったこと
洪水の時、自衛隊ヘリがペットも助けたら批判してた人が居ましたしね。