イギリスのアサーストンにあるトウィクロス動物園で、2016年9月24日に生まれたニシローランドゴリラの生後わずか5日めの赤ちゃん。お父さんのオウンビ（24歳）とお母さんのオザラ（22歳）に見守られて、すくすくと育っている。

　そんな赤ちゃんにヤキモチを焼いたお兄ちゃんのロペは、胸を叩いたり、表情で訴えかけたり、お母さんを引っ張ってみたりして、なんとかお母さんの注意を自分に向けようとするのだが、お母さんの方は生まれたばかりの赤ちゃんにかかりっきりで、ロペの相手はなかなかしてくれないんだ。

　それでも厳しく叱ったりはせずに、そっと背を向けて赤ちゃんを守るオザラ。人間でも下の子が生まれると、お兄ちゃんやお姉ちゃんがヤキモチを焼いたり、赤ちゃん返りをしたりというのはよくある話。

　もう少し赤ちゃんが大きくなって、育児に余裕が出てきたら、きっとロペのこともまたかわいがってくれるから、少しの間待っててね。


Adorable 5 Day Old Gorilla Baby And Brothers Reaction

　ニシローランドゴリラは現在IUCN（国際自然保護連合）のレッドリストに指定され、絶滅の危機に瀕していると考えられている。世界中の動物園が繁殖を試みているものの、一度数の減ってしまった野生動物を再び増やすことは簡単ではない。

　マランダーとしても、ロペとこの赤ちゃんには、ぜひ健やかに成長してほしいと願ってやまないのである。

　生後5ヶ月になった赤ちゃんと、まだ触らせてもらえないロペ。

Gorilla Youngster Tries To Get Close To Baby Sibling

via:A Young Gorilla Pounds His Chest to Draw His Mother’s Attention Away From His Newborn Sibling translated ruichan / edited by parumo

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