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 先日もK9の活躍についてお伝えしたが、戦火を潜り抜けたくさんの兵士や民間の人々を救い続けたジャーマン・シェパード犬ボッザのかけぬけた犬生についてお話したい。

 ボッザは2006年からアメリカ軍の爆発物探知犬としてイラク、キルギス、クウェートなどで活躍し沢山の人命を救助したヒーロードッグだったそうだ。

 そんなボッザ、任務を通じて未来の飼い主スミスさんと出会う。

 

 
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 「2012年にキルギスタンの任務中に出会ったんです。僕はボッザと働くのが大好きでした。あっという間に仲良くなり絆が生まれたように感じました。」とスミスさんは語る。

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 そうして2014年、立派に任務を勤め上げたボッザは無事に退職することとなった。軍犬、爆発探知犬でなく1匹のジャーマン・シェパードのボッザに戻る時が来たのだ。
 
 ボッザ引退の日、スミスさんは上司から「お前のジープの後ろに面白いものがある」と言われ、自分の車を見に行った。そしてそこにはもちろんボッザがいたのだ。ボスの粋なプレゼントと言ったところだろうか。他にも犬を飼うにあたって必要な道具が揃えられていたという。

仕事上の互いの命を懸けたパートナーから、スミスさんとボッザはついに晴れて家族となった。

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 戦場の匂いを忘れたボッザは温厚でちょっぴりおとぼけな性格が表に出てきたという。大好きなスミスさんの弾くギターを聞いたり、一緒に野球観戦をしたり、まるで戦地を駆け回っていたことが嘘かのように穏やかで楽しい暮らしを送っていた。

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 しかし11歳となったボッザの体に異変が起こる。ボッザの体は病魔にむしばまれていたのだ。犬の脊髄に影響を与える進行性の難病、「変性性脊髄症」を患っていることが判明したのだ。

 徐々に後ろ足が麻痺し前足も麻痺するころには自分では排泄することが難しくなり、末期になると歩くことはおろか呼吸困難、全身の筋萎縮などが起こる難病だ。

 その病状はボッザにも襲い掛かった。あんなにも雄々しく戦場を走り回っていたボッザは、立ち上がることすら難しい状態になってしまった。

 苦しむボッザの看病を続けたスミスさんは苦渋の選択をすることとなる。ボッザは安楽死が決まった。戦友であり家族のボッザが寂しくないよう、同僚や上司など9人を招き、処置が行われた。ボッザは意識を手放す瞬間まで穏やかで久しぶりに会えた人間の同僚に笑顔を見せていたという。

 スミスさんは「処置の間中私はボッザを抱き続けました。人生であんなにも涙が出た経験はありません。ボッザは私が知っている誰よりも無欲で謙虚な賢いかわいい犬でした。彼のことを一生忘れません。」と語った。

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 スミスさんは愛犬の遺灰を写真と共に飾り、愛車にボッザの首輪をかけ今もボッザの犬生をたたえ続けているんだそうだ。


via:This Soldier And His Dog Were Inseparable, But They Just Had A Heartbreaking Goodbye translated kokarimushi / edited by parumo 

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