
2月も終わりに近づいたころ、アメリカオレゴン州で暮らす犬のデイジーさんを悲劇が襲った。当時のデイジーさんは出産を終え、愛する7匹の我が子と幸せな未来を夢見て暮らしていた。
デイジーの飼い主のジェシカさんはデイジーとその子供たちのために居心地の良いベッドを納屋に作ってあげたところであった。突然の火事がその納屋を燃やし尽くしてしまったのだ。その火事により、デイジーさんは最愛の子犬たちを失ってしまう。
悲しみに暮れていたデイジーさんを見かねて飼い主のジェシカさんは、ちょっとしたアイデアを思いつく。
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ジェシカさんのアイデア、それというのは「母親のいない動物の赤ちゃんを引き取ろう」というもの。我が子を失ったばかりのデイジーさんに少しでも生きる気力を思い出してほしい故の苦肉の策だった。
facebookで「母親のいない動物の赤ちゃんを探しています。」とデイジーさんの近況と共に書き込みをしたジェシカさんの投稿はあっという間に注目を得る。そうして「生まれてすぐに母犬を亡くしてしまった8匹の子犬たちがいます」という連絡が入る。
そうしてデイジーは生まれて間もない8匹の子犬たちの里親となった。かくして行き場を失った母性、そして一度は失いかけた生きがいを再発見したデイジーは、みるみる明るい表情を取り戻していった。
命を懸けて産んだ子供たちを突然失うというのは、並大抵の悲しみではなかったろう。しかしジェシカさんの粋なアイデアで生きる喜びを思い出せた。そして産まれてすぐに母犬を失ってしまった子犬たちは、デイジーさんとの生活できっと母親に包まれている暖かい心地よさ、愛情を知ることができたのではないだろうか。
子犬たちは離乳の時期までデイジーさんと共に暮らし、その後父親のもとに戻ったとのこと。ちょっとした出会いで交差した犬生。子供を失った母親は子供を育てる幸せを知り、母親を失った子犬たちは母親の強さ、やさしさ、温かさを知り立派な成犬になっていくはずなんだ。
Dog That Lost Babies In Fire Gets 8 Orphaned Puppies To Care For
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コメント一覧 (3)
犬の養子縁組は人間の仲介がいるだろうけど、人間はそうしたければ
自力でできるんだからそんな制度は要らないと思うよ。
当人が大して望んでなかった養子では
『その後で実子が生まれた時』の事がちょっと怖いしね……
まさか飼い主のミスとかではないよね?