Elephant Lifts Barrier To Cross Train Tracks

　この踏切は、インドの西ベンガル州、ダージリン近郊にあるチャプラマリ野生動物保護区の近くにある。このゾウもその保護区から迷い出てきたものらしい。

　1頭のゾウがやってきて、踏切で立ち止まる。どうやら向こう側へ渡りたい模様。


　頭を器用に使って遮断器を押し上げ、くぐり抜けようとする。


　無事に(？)踏切の中に入れたゾウ。反対側の遮断器は低かったため、踏み越えて行ってしまったようだ。



　このゾウは今回無事に踏切を渡ることができたが、ゾウが渡っていった直後には列車が通過したそうなので、運が良かっただけとも言えるかもしれない。現に2013年には同じ保護区にある踏切で、7頭のゾウが列車に衝突して死亡するという事件が実際に起こっているそうだ。

　国立公園内のゾウの生息地周辺では、列車のスピードを落とすようにとの請願が行われてはいるのだが、なかなか徹底するのは難しいらしい。賢いゾウさんたちには、遮断器がおりている間は渡ってはいけないということを、ぜひ学習してほしいものである。

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