ナイルワニというと、人間を襲うこともある獰猛な人食いワニとして有名だ。だがその反面、子煩悩なことでも知られているんだ。今回は、生まれたばかりの赤ちゃんたちを、優しく世話するナイルワニのお母さんの映像をご紹介するよ。
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Sneaky spying crocodile camera - Spy in the Wild: Episode 1 Preview - BBC One
ナイルワニのお母さんが岸に上がって歩き始めた。実は今まさに、このワニの産んだ卵が孵ろうとしているんだ。
ワニの赤ちゃんって可愛いね~目がくりくりしていて…と思ったお友だち、ちょっと待って。
ここで最初に映った赤ちゃんたちは、実はスパイカメラなんだ。この番組はBBCのドキュメンタリー企画で、対象の動物そっくりのスパイカメラを現場に仕掛けて、臨場感あふれる映像を撮っているんだね。
ほら、土の中から出てきたのが、本物の赤ちゃんたちだよ。たった今生まれたばかりなんだ。
ワニの赤ちゃん鳴き声ってこんなんなんだね。お母さんはこの瞬間のために、3ヶ月も卵を守ってきたんだ。
お母さんと初めてのスキンシップ。
しかし、赤ちゃんたちにとって、陸地は危険がいっぱいだ。お母さんはやさしく赤ちゃんたちをくわえて口に収容。
そして、口の中に入れたまま、安全な水場へと運ぶんだ。
さあ、もう安心だね。
ナイルワニは身体も大きく凶暴なことで知られている。カラパイアでも昔、人食いワニのギュスターブを何度かご紹介しているから、ご存知のお友だちもいるかもしれないね。
そんな獰猛なナイルワニだが、両親ともに子育てに熱心なことでも有名なんだ。孵化するまでの3ヶ月間、他の動物に食べられたりしないように、寄り添って見守り続けるんだそうだよ。
孵化が始まると、なかなか出られないでいる赤ちゃんの入った卵を口に含んで割り、外に出てくる手伝いをする。全員いっしょに孵らないと、まとめて安全な場所に運べないからなんだね。
水の中に移動してからも、その後数ヶ月間は子供たちを守り続けるそうだ。卵は産みっぱなしという爬虫類が多い中で、ちゃんと子育てをするナイルワニは実に珍しい存在なんだ。
赤ちゃんといえどもこの迫力。
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