
アメリカ、コネチカット州ハートフォードに住むウィリー・オルティスさんは現在76才。スクラップなどを集めて生計を立てている。そんな彼には22年間毎日、荒天の日も1日も欠かさず続けていることがある。
それは近隣に住む野良猫たちにエサをあげることだ。もちろん猫の世話代はすべてウィリーさんが負担しているという。
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毎晩7時ごろになるとウィリーさんはトラックに猫の餌を積み、野良猫の住む集落を訪問する。ウィリーさんが車から降りて声をかけるや否や、たくさんの猫たちがウィリーさんをお出迎えするんだそうだ。
ウィリーさんは1995年のある日、ハートフォードにたくさんいる野良猫たちが皆お腹を空かせていることに気付いた。人々に追い払われている姿を見て悲しく感じ、「人の言葉は通じないかもしれないけど、この野良猫たちを助けたい。もう空腹に苦しむ猫を作らないようにしたい」と思うようになったのだそうだ。その日からウィリーさんの日課は始まった。
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ウィリーさんは毎日スクラップの回収に行き、それで得たお金で猫の餌や世話のためのお金のために使っている。
現在ウィリーさんが巡回している猫の集落は16か所、総勢68匹の猫の世話をしているという。ウィリーさんは、餌だけでなく、病気の猫がいたら獣医へ、新顔の子が現れたら去勢や避妊手術を施し、里親探しをするなど不幸な猫を増やさない努力を欠かさず行っているのだそうだ。
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ウィリーさんの地道な活動に胸を打たれた人がウィリーさんの活動を助けるべくクラウドファンディングのサイトに猫たちの現状やウィリーさんの活動について投稿。瞬く間に約9200ドル(日本円にして104万円)が集まった。
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そんな猫を愛すウィリーさんだが、もちろん飼い猫もいる。23年前に救った茶トラの猫だ。野良猫の世話を始める前に拾ったこの猫は今も元気で大好きなウィリーさんにしっかり捕まって離れないんだそうだ。
ウィリーさんは、毎朝スクラップ探しに出かけて売り、その後たくさんの猫の餌を車に積みウィリーさんのことを待ちわびている猫たちのもとへ向かう毎日に非常に満足し、幸せを見出しているのだそうだ。
via:Scrap Metal Worker Feeds Neighborhood Cats, Hasn't Missed a Day in 22 Years.. translated kokarimushi / edited by parumo
コメント一覧 (10)
あごぺったんこは力の抜けてるときしかしない。幸せは顔に出るよね。
長生きして欲しい
猫もこれ以上ないぐらいいい顔してる
美しいと感じてしまいました