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 アメリカジョージア州にあるオフィスからは森となっている一角が見えるのだという。その森に訳あって住んでいた犬のシェルビーのお話を紹介しよう。オフィスからはいつもいつでもシェルビーが森で1匹で過ごしているのが見えていたそうだ。

 シェルビーにはもともと家族がいた。その森のそばにあるアパートに住む住人に飼われていたが、引っ越しが理由で森に置き去りにされてしまったのだという。そんなシェルビーにオフィスで働く人々は時に餌をあげたり世話をしてくれていた。
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 いつ見てもどんな日でもずっと森にたたずんでいたシェルビー。シェルビーがいつまでも捨てられた森にこだわっていたのには理由があった。会えなくなった自分を捨てた飼い主がシェルビーを迎えに来るのを待つためだ。

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 オフィスに住む人々の世話により生き延びていたシェルビーの存在は、地元の動物愛護団体にも知られていた。何度もシェルビーの保護が試みられていたが、シェルビーがおとなしく危険性がないため無理矢理には保護しなかったのだそうだ。

 そうして2年もの月日が流れた。シェルビーは1匹ぼっちのままで、オフィスの人々や愛護団体の人々はシェルビーの姿を見て胸を痛めていた。

 しかしそんなシェルビーの生活が一変する出来事が起きる。
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 シェルビーの住み着いていた森が土地の開発のために伐採されることになったという。消えていく森、なくなっていくシェルビーの居場所。ついに動物愛護団体が動く時が来た。シェルビーは無事に保護施設に保護されることとなった。

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 保護されてからは話は早かった。里親募集を開始し何とたった3日でシェルビーの新しい里親が決定した。こちらがシェルビーの新しい家族だ!

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 「出会って最初の日シェルビーはすごく緊張した様子だったけど、それでも撫でさせてくれた。3日目には飛びついて来てくれたんだよ!」とシェルビーの新しい飼い主は語る。

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 2年間、寒い日も暑い日も健気に人を信じ続けたシェルビー。家族になってくれた大好きな飼い主にキスをして感謝を示すのを忘れない。

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 これからはシェルビーは1匹ぽっちなんてことは絶対にない。寂しかった犬生を取り戻すべく、今は幸せファミリーまっしぐらなんだ。

via:Dog Who Spent 2 Years Living In The Woods Finally Decides To Trust Someone translated kokarimushi / edited by parumo