フランス、ラ・ロシェルの西方の大西洋に存在するイル・ド・レ島は、晴れの日が多くゆるやかな傾斜のあるビーチとさわやかなそよ風が大人気のリゾート地である。
そんなイル・ド・レ島は、穏やかで心地よい気候以外にも注目されているポイントがある。それはポワトゥーロバだ。
イル・ド・レ島にいる気は優しくて力持ち、そしてオシャレなロバをご紹介しよう。
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ポワトゥーロバは通常のロバといくつか異なる点がある。ポワトゥーロバは、ロバの中でも最大種のひとつ。なのでまず最初にその大きさに目が行く人も多いだろう。それ以外にポワトゥーロバが他ののロバと一線を画しているところは、毛が長くふさふさでまるでモップのようであるということだろう。ポワトゥーロバは観光客にも大人気の観光名物なのだそうだ。
ポワトゥーロバは力も強く、それでいて従順であることから数百年前は荷物を運ぶなど活躍を続けていた。この辺りでは塩沼があり、そこで荷物運びをしていたとのこと。その際に虫刺されや蚊に刺されてしまうのを防ぐため、ポワトゥーロバの持ち主がズボンを履かせ始めた。赤のギンガムチェックや灰色のストライプの模様のズボンをロバが働きに出る前夜に履かせていたとのこと。
現在では、ロバたちはもう塩沼で過酷な仕事をすることはなくなったが、虫刺され防止の意味、観光客の目を引く目的もあり、ズボンを履かせる風習だけが残ったそうだ。
ポワトゥーロバは「最も働き者のロバ」との売り名でヨーロッパ中じきに世界中で人気が出てしまう。しかし運搬方法がロバやラバから車に代わったことにより、頭数は激減してしまう。1977年にはポワトゥーロバの純血種はおおよそ44頭しか残っていなかったという。
しかしその後、絶滅危惧生物保護プログラムのおかげで2005年にはその頭数は450頭ほどにまで回復したとのこと。
イル・ド・レ島の人気者は無事その仲間を再び得たのである。
人懐こくて愛嬌があり、従順で力持ちで、なおかつおしゃれなポワトゥーロバ。今後も観光客や地元の人々に愛されて、島のアイドルとして元気に暮らしていけるだろう。
ポワトゥーロバのモフモフの毛がもっと見てみたいお友達は関連記事を見てみよう。
via:http://www.amusingplanet.com/2016/12/the-island-where-donkeys-wear-pyjamas.html" target="_blank" title="">The Island Where Donkeys Wear Pyjamas
translated kokarimushi / edited by parumo
コメント一覧 (1)
関連記事の動画を見たら、肩高が150cmくらいありそう。ロバの大型種というけど、どこかで馬の血統が入ってるんじゃなかろうか。