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 コミュニケーションとは、キャッチボールみたいなものだとよく言われる。「言葉」や「思い」というボールを投げられたら、受け止めて投げ返し、それをまた相手が投げ返すという繰り返しが、人と人とを繋いでいき、お互いの理解を深めていくのだ。

 犬と人とのコミュニケーションもまたしかり。今回ご紹介するのは、通りかかる人にボールを投げては取ってもらっている、とある犬の物語である。
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Dog plays with passbys

 この動画の撮影された時期や場所は明かされていない。コメント欄では、オランダのどこかではないかと言われていた。状況については、秀逸なコメがあったので、そちらをご紹介しておこう。

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「すみません、ボス、今日は遅刻します。いえ、渋滞じゃないんです。ただ、犬が…ええ、犬がボールを投げてくるんで…」

「はい、いえ、フェンスはあるんですけど、囲われてるわけじゃないんで、犬はいつでも出てこられるんですが、ただボールを…。わかります、でも、犬がですね、ボールをフェンス越しに投げるんですよ。でもって、こっちを見てじっと待ってるんです」

「はい、わかってます、でも、ボス、犬が…はい、わかりました、すぐ行きます。うわっ、ボス、またボールを投げてきて…プーップーップーッ」

 投げ返してくれたボールを、トスして返してしまうことも。
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「この犬は、人間と遊んでやってるつもりなんだよ。毎朝、『さあ、起きなきゃ。今日も人間たちを楽しませてやる仕事が待ってるぞ』ってぼやいてるんだよ」

「もしくは、人間が毎回ボールを投げ返してくるのを『うざっ』」って思ってるかも」

「この犬は地域では有名なんじゃない? だからみんなボールを返してるんじゃないかな。それとも、そういう文化なのかな」

「みんな親切で住みやすそうな場所だね。うちの国とぜんぜん違う」

「いや、単に投げ返してくれたケースだけを見せてるんでしょ」