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 「ホープ・フォー・パウズ」というアメリカの動物保護団体が存在する。関連記事などの活躍でも知られる団体だ。

 1匹の野良犬がホープ・フォー・パウズに保護され、やっと安心できる居場所を得るまでを撮影した動画が見つかったのでご紹介したい。
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Houdini: an intense rescue of an escape artist! A MUST SEE!

 フーディーニはアメリカ、カリフォルニア州のサンペドロ港に住み着いていた野良犬だった。2年以上人間とまともに触れ合っていないため人間を恐れている様子だという。

 遠くから車内にいる人間を観察するフーディーニ
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 その賢さ、敏捷さから、何人もの人の救助や保護の手にもかからず野良犬として生きてきた。唯一顔見知りなのは、港の警備員だった。何カ月もの間、警備員の男性から餌をもらってなんとか生きてきたのだそうだ。

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 しかしあまりに大きな港にいるので危険もあるため、保護要請がかかった。警備員も手助けしたいと名乗り出る。カリフォルニアの動物保護団体ホープ・フォー・パウズがフーディーニ捕獲の作戦をたてることに。

1日目、捕獲のためのかごを用意したが、フーディーニは訝しがり近寄らず。2日目、ホープ・フォー・パウズは応援を要請。フーディーニが万が一港近隣から抜け出さないよう一時的に網などをはる。努力もむなしくフーディーニは見事逃走し、雨が降ってきて姿を見せなくなってしまったので出直すことに。

 そして3日目綿密な計画とともに再度港へ。ボランティアの人々などの手助けを受け、逃走王フーディーニのために大掛かりなプロジェクトが開始。

 逃げるフーディーニと、追うチームの攻防戦が始まる。フーディーニは2年間ほぼ人間との触れ合いがないため、たくさんの人間に囲まれ怯えているようだ。

 フーディーニの脱走防止のためネットをはる人々
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 ついにフーディーニを捕獲
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 最初は激しく怯えていたフーディーニであったが、危険な人間じゃないと伝わったようだ。
 2年ぶりの人の温かさを感じるフーディーニ

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 フーディーニを落ち着けるため、唯一の顔見知りの警備員もやってきた
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 その後、フーディーニは一路あたたかな保護施設へ
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 ホープ・フォー・パウズの保護施設についたフーディーニは安心したような表情で少しずつ甘えるようになる。

 こうしてフーディーニは優しい人々に撫でられる喜びを知り始めた
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 シャワーも浴びてすっかり清潔になった。
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 保護施設での生活に慣れてきたフーディーニにはあっという間にお友達もできたようだよ
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 フーディーニは今、里親募集中だそうだ。
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 保護されてからのフーディーニはやっと愛されることを知った1匹の犬にたち戻ることができた。お友達もできて今は楽しく過ごしているようだ。

 この動画のコメント欄はとても賑わっている。

「音楽がミッション・インポッシブルみたいになって興奮したよ!」

「フーディーニだいすきになっちゃった。」

「この様子だと今まで虐待されてきたのかもしれない。」

「撮影してくれてありがとう。泣けたよ。」


 この動画を見て、小さな賢い逃走王フーディーニの里親に立候補する人が多数集まっているという。フーディーニのこれからの犬生が楽しみだ。